スタートアップビザ利用で考えられる事業とは?
2025/01/27
日本で起業しようと考えている外国人起業家の方、スタートアップビザが日本全国拡大することは前回とその前のブログでお伝えしました。
じゃー一体どんな事業で起業を考えれば良いのだか?いまいちわからないよ?
ってお悩みじゃないですか?
そこで今回はこんな事業なら良いのでは!
という例をひとつあげさせていただきます。
これはあくまで提案であってこの事業がうまくいく補償はないです。
それは最初におことわりしておきます。それをご理解いただいた上でお読みください。
前回ちらっと触れた日本の伝統文化である「静」の文化をイメージしてください。
「静」の文化は「禅」に代表される「今ここ」に集中する、そして精神的に安定する「平常心」を表しています。なかなか「都会」の喧騒の中では難しい。
そこで
1. コンセプト:「静」文化と地域コミュニティの融合
「静」文化が持つ精神的な安らぎ、集中、創造性を起業活動やライフスタイルの中心に据えた事業を展開します。これを地域住民との協力や伝統文化の活用具として現化、以下のような要素を組み込むことが可能です。
主なサービス内容
静の文化体験型リトリート
禅体験、茶道、和食づくり、庭園作り、森林浴(森林浴)など、「静」の
文化を体感するリトリート施設を運営します。
地域住民(禅僧、茶道の師匠、地元の農家や庭師)を講師として招き、
来場者が施設のある地域特有の日本伝統文化を体験するワークショップを
開催します。
コワーキングスペースとインキュベーション施設
古民家や伝統建築をリノベーションし、外国人起業家が「静」に親しみながら仕事ができるコワーキングスペースを提供します。デジタルノマドビザ(特定活動告示53号)で滞在する外国人ビジネスマンが利用しやすい環境を整備します。
コワーキングスペースでは地域住民がホストとなり、交流イベントを開催します。
起業家が「静」文化を取り入れた新しいビジネスモデルを設計するためのサポートを行います。起業家は日本人、外国人問わずに受入ることで起業家の創造性をより高める環境に身を置くことができます。
住民参加型ワークショップの開催
地域住民が伝統工芸や農業技術、また地域での生活習慣などを教え、起業家やコワーキングスペース利用者などと共に製品やサービスの開発を行うワークショップを定期的に開催します。
地域連携型プロジェクトの立上げ
地元住民と起業家が共同で企画・運営するプロジェクトを立ち上げ、地域課題の解決(高齢者ケア、観光活性化、特産品の販売など)に取り組みます。
事業の国際競争力を高める要素の考察
ターゲット市場:
心の安らぎや健康を求める国際的な観光客(特に欧米やアジアの富裕層)。
地球環境問題や持続可能性、AI活用事業への関心が高いスタートアップ起業家。
デジタルノマドやリモートワーカー(特に自然環境や日本文化体験を好む富裕層)。
デジタル化:
リトリートのオンライン予約システムや、「静」文化を発信するバーチャルツアー、体験講座を提供していきます。
国際的なパートナーシップ:
海外の健康産業、ウェルネス市場、文化観光業界との連携を通じたマーケティング環境を整備していく必要があります。
実現可能性の分析
以下は、国際競争力の観点からこの事業の実現可能性を精査・評価した結果です。
1. 実現可能性の高い課題
(1)国際市場の需要
ウェルネス産業の成長:世界的にウェルネス産業は成長しており、FORTUNE BUSINESS INSIGHTS january06,2025 ヘルスケアITによると「世界の企業ウェルネス市場規模は、2023 年に 623 億 8,000 万米ドルと評価されています。市場は 2024 年の 652 億 5000 万米ドルから 2032 年までに 1,025 億 6000 万米ドルに成長すると予測されており、予測期間中に 5.8% の CAGR を示します。」
したがって日本の伝統的な「静」の文化によるヘルスケアを盛り込むことで国際的なニーズに応えられます。
ユニークな文化体験:日本の伝統文化や「静」「禅」の精神性は海外で非常に高く評価されており、観光の差別化対象に充分になりえます。
(2)地域資源
日本各地には古民家や伝統工芸、禅寺、温泉など、「静」を現すのに適した資源が豊富に存在します。
地域住民と外国人起業家の交流を行うことで、地域資源を最大限活用しつつ国際的なビジネスモデルを創造することが可能です。
(3)政府の支援
地方創生を目指す日本政府の補助金や助成金などを利用できる可能性があります。
外国人起業家を支援するためのビザ制度(スタートアップビザ)や地方自治体などが進める起業支援プログラムが増えており、こうしたプログラムを活用することが期待できます。
2. 課題とリスク
(1) 地域住民との関係構築
外国人起業家が地域に根付くためには、住民地域把握を得る必要がある。文化的な違いや言語の壁が課題となる場合がある。また地方自治体によって起業家支援策や外国人に対する支援策への取組にはかなり隔たりがあるため、起業家支援や外国人支援、移住者への支援が充実している地方自治体を選択する必要がある。
(2)持続可能性の確保
事業の継続的な収益性を確保するために、リトリートの高い価値を維持しながら市場に効果的にアプローチする必要がある。そのためには事業パートナーやメンターまた資金の融資に積極的なVCなどとの連携構築を起業準備段階で重要課題として優先的に行っていくことが求められる。
(3)初期投資のコスト
古民家のリノベーションや施設運営には初期投資が必要です。資金調達の戦略が重要となります。(2)でも触れているがVCや金融機関などとの密な関係をできるだけ早く構築しておく必要がある。
3. 総合的な実現可能性
これまでの検討してきた考察から実現可能性は中~高と評価できます。
この事業は、日本の「静」の文化を軸にした差別化された国際的な観光・起業支援プログラムであり、ニーズのある市場に対応できる点で成功の可能性が高いです。
これを成功されるためには、地方自治体や地域住民組織、国際的なウェルネス業界、ベンチャーキャピタルなどの投資家との連携の鍵となるだろうと考えます。
具体的なアクションプラン例
- 地域資源の調査とパートナーシップ構築。
- 初期投資に向けたクラウドファンディングや補助金申請。
- 外国人向けに日本の「静」の文化を体験できるパイロットプログラムを実施。
- 国内でのマーケティング(SNS、ウェルネス産業イベントへの参加)。
- 地域住民の戦略的積極的な巻き込みを取り組むためのコミュニケーションの構築。
以上みてきたように日本の伝統的文化である「静」の文化と活かし、そこに日本にない価値観を掛け合わせることで創設される事業は、適切に準備をして適切な事業パートナーと連携を図ることで国際競争力を持つビジネスとして継続的に発展させていくことが可能であると考えられます。
如何でしたか?
これはあくまで事業例ですが、ちょっとワクワクする事業だと思いませんでしたか?
もしそう思ったらアキュレイト行政書士法人へご連絡ください。
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